2009年9月20日日曜日

カタログ



今回、展覧会の開催にあわせてチラシとは別にカタログを制作しました。

20ページの小さな冊子ですが、展覧会までの経緯や作家について理解が深まるものにしました。

出品作家の工藤春香の展覧会開催によせての文章は、
自分の美術の原体験でもあるマティスの作品との出会いに触れながら
どうやって自分が制作に向き合うかを悩みながら進んでいってるのがわかって
とても良い文章です!
特に、音楽や料理のように美術が身近になったら?という問いと、
それにどう答えていくかーそして、美術館やギャラリーのような整った場所ではなく
人々が生活する場所で展覧会を開催しようと決めたという経緯が伝わってきます。

私も短い文章を掲載させていただきました。
自分が学生の頃から感じていた現代美術への不信感と
それでもなお、美術にいつも心を震わされてここまで突き動かされてきたのだなぁ
という一つの答えに、文章と展覧会を通じて一歩近づけたと思います。

他に作家アンケートや作家のコメントも掲載し、資料としても使えると思います。
若い作家の資料は少ないですから!

デザインはチラシもパネルも全部制作してもらい大変お世話になった清水悟さん(スイモク)に
お願いしました。彼が私たちの展覧会の意図をよく汲み取って下さり
素敵な本に仕上げてくれました。

広告を掲載くださったガレリア・デ・ムエルテとレモン画翠、
そして詳細は書く事ができませんが、印刷を引き受けて下さったご支援にも
心から感謝しています!

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